Archive for the ‘電子書籍’ Category

iPhoneアプリ「日本100岩場」使ってみました

木曜日, 4月 18th, 2013

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「日本100岩場」のアプリが発売になったので、早速購入してみました。
少し触ってみた感想などを書いておきますので、購入を迷っている方は参考にしてみてください。

【良いところ】

  • トポを購入していない岩場でもアクセス情報が見られる
  • トポを購入していない岩場でも課題名・グレードが見られ、記録も付けられる
  • グレード毎にソートされていて探しやすい
  • 岩場に着いてからトポを忘れたことに気がついてガッカリすることが減りそう
  • エリアが細かく分かれているので、行く岩場を絞って買える
  • 課題の記録が日付とグレードの2種類でソートできる

【悪いところ】

  • トポから課題を探せない
  • 「記録」画面から課題の詳細ページへ行けない(選択するとツイート画面になる)
  • 課題の記録内容が「トライ」「OS」「RP」のみ
  • メモが付けられない
  • 課題の記録をするといちいちtwitterに投稿するか聞かれる
  • 課題の詳細から過去に登ったかどうかわからない
  • 立入り禁止エリアがわかりづらい
  • 100岩場に載ってない課題の記録は付けられない
  • やたら容量がでかい(545MB!)

特に「トポから課題を探せない」のが痛いです。初めての岩場では岩とトポを見比べて課題を探していくと思うんですが、これが非常にやりにくそう。岩場>課題名と選択してからでないと、トポが見られない。しかも、岩場内の課題一覧がトポの番号順に並んでいればまだ良いんですが、グレード順になっているので余計にわかりづらい。
トポが別売りになっているので課題名が主体になっているのはわかるんですが、せめてトポを買った後はトポから探せるようにしてほしかった。理想としてはトポの課題番号をタップすると課題の詳細が出てくるのが良いですね。

課題の記録については課題の印象や核心部のムーブなどのメモを付けておきたいので、現状だとちょっと物足りないです。OS、RP以外にもフラッシュやマスターかどうかなども記録しておきたい。以上のような理由から、もう少し履歴機能が充実してくれないと過去の記録管理には物足りなさを感じてしまいます。記録ごとにツイッターに投稿するか聞かれ、毎回キャンセルしないといけないのも面倒です。

ここからは希望ですが…

  • 設定者・初登者でソート
  • 傾斜や岩の形状でソート
  • 岩質でソート
  • 最新のアクセス情報の共有(立入禁止など)。こういうのこそツイッターで。
  • 未公開エリアや開拓中エリアの記録を自分で追加

などがあるといいかな〜と思います。

100岩場を揃えている人が買う必要はあまり感じませんが、まだ持っていない人には良いのかもしれません。
トータルとしては悪くはないと思います。
(いろいろ書きましたが、今後のアップデートも含め基本的には期待しています)

■製品概要
アプリ名:『日本100岩場』
発売場所:App Store

AppStroreURL

https://itunes.apple.com/us/app/ri-ben100yan-chang/id603849945?l=ja&ls=1&mt=8

価格:アプリ本体・各エリア600円。
5月16日までは発売記念で本体が350円だそうです。

対応機種:iOS6.1.3以上搭載のiPhone4,4S,5,iPad,iPadmini

■商品説明ページURL
http://www.climbing-net.com/general/100iwaapp/

最近の仕事状況

木曜日, 11月 10th, 2011

最近関わった仕事内容です。

  • 飲食店webサイト制作(コーディング)
    Wordpressを利用してメニューの更新を簡単に。メニューの入れ替えの多い飲食店や商品の入れ替えが多い販売店などに良いのではないでしょうか。また携帯から写真付のメールを送るだけで今日の一押しがトップページに掲載される機能などを搭載。
  • webアプリケーションのインターフェースデザイン
    先行の競合サービスを超えるものを、ということでユーザーの使いやすさを考えたものを制作。サービスの構造・概念の部分から参加。
  • 飲食店のチラシなどの印刷物
    店頭POPやイベント時に来店客に配布する資料などの制作。
  • 企業サイトの日本語ローカライズ
    元々あった英語サイトを元に日本語化。基本的には流用しつつも細かなところで日本向けに最適化しました。
  • 音楽レーベルの新規リリースのプロモーション用web、印刷物など
    プレス用のHTMLメール・音源と併せて送るアーティストの資料などを制作。リリース後は一般向けに試聴できるwebページを用意。
  • 商品のプロモーション用webサイト制作
    商品の概要を伝えるトップページと特徴を伝えるオーソドックスなもの。
  • iPhone、iPad、Android向けアプリケーションのインターフェースデザイン
    電子書籍系のものや販売店のみで使用するアプリケーションのデザインなど。納品期限もあり機能と開発スピードのバランスを重視。
  • カタログのフォーマットデザイン
    カセット状になったカタログのフォーマットデザイン。
  • 地方紙のフォーマットデザインリニューアル案(表紙のみ)
  • 会社案内パンフレットの更新(見開きを追加)

ほか、現在進行中/進行待ち案件が数件といった感じです。スケジュールなどはお問い合わせください。

webとDTPは融合していくのか

日曜日, 6月 20th, 2010

DTP Booster 014に参加してきました。

最終的に思ったのは、こうしてwebとDTPはゆるやかに融合していくのか、ということ。課題としては本のメタファをどこまで引きずるのかという点。ePubなんかはページという概念に固執するからいろいろ不便になってるとも思います。

それから、以前書いたエントリ(iPad / iPhoneアプリ開発・今後デザイナーがやるべきことiPad向け電子雑誌デザインの際に気をつけることまとめ)と同じ趣旨(と自分では感じた)のことを黒須さんがきれいにまとめられていたので、やっぱり間違ってなかったか、とちょっと嬉しかったりもしました。このあたりの認識は電子雑誌などに関わる人は持っておくべき共通認識だと再確認。

あとちょっと期待しているのは、Adobeのツールで簡単なアプリケーションが作れるのではないかということ。電子雑誌の組版ができるということは、そこに画像、動画、あるいはTwitterのTLを流したり、Mapを組み込んだりとパーツとしていろいろつかえるということになっていくと思うんです。正直今のiphone SDKはとっつきにくいと感じていますので、InDesignからレイアウト先行で雑誌型アプリケーションを作れるかも、というのは魅力的な話です。HTMLにDreamWeaverがあるように、恐らくこのあたりのオーサリングツールもどんどん洗練されていくのでしょう。

というか、もう少しすればInDesignが使えたら電子雑誌を一から作れることになりますね。あとは編集者的視点を身につければ最小の出版拠点ができる。ライターとカメラマン、場合によっては映像を作れる人がいれば良い。広告営業は……ここでiAdか。ただタイアップ記事などは残ると思うので広告の営業自体は必要ですね。これも編集が関係するので編集者がやってしまえば良いでしょう。

ここのところ動いている大きな「流れ」に、流されず、上手く乗っていきたいものです。

フリーペーパー「bite」PDF

土曜日, 6月 19th, 2010

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昔(2003年発行)作ったフリーペーパー「bite」をPDF化してみました。
元が130 × 181mmと小型なので、iPadで縦位置表示すると文字サイズ等がちょうどいい感じになります。

bite(68P, 16.6MB)
http://www.prototypedesigns.org/img/bite_01.pdf
feature article : GRAFF / SHING02 / NO WAR / DAITA KIMURA / PARLAY RECORDS / SHOPS / DOPPEL / INFORMATION

今回はとりあえずPDFにしましたが、今後作るものはiPad上での見やすさなど考えていきたいと思っています。

iPad 15,780円分のアプリレビュー

水曜日, 6月 16th, 2010

iTunes storeのレシートがなかなかすごいことになっていたので、iPad用に買ったアプリをまとめてみました。雑ですがレビューも付けましたので、これから買う方の参考になれば。

元素図鑑 1,600円
元素をぐるぐる回しながら解説を見ることができて、すごくハッタリがききます。iPadを見せびらかすには最適です。情報の深度はそれほどでもないと思うんですが、全体になんとなくわかった感じにはなれそう。子供とかには結構良さそうです。自分が小学生の時にこれ見てたら、はまってたかもしれない。

photoJ.1 350円
photoJという名前の通り、写真を中心とした電子雑誌。日本の電子雑誌としては今まで見た中では一番見やすいです。使い勝手はTIME Magazineみたいな感じ(追記:TIMEと同じシステムをベースに作ってるそうなので似てて当然でした)。値段を考えると、記事のボリュームがもう少し欲しいところ。

TabToolkit 1,200円
これは凄い。バンドとかやってたら絶対買った方が良い。変なエフェクターとか買うよりiPadとこれ買った方がいいかも。TAB譜のダウンロードから、再生しながら各パートの練習までこれひとつでできます。自分が高校生の時にあったらギターがもっと上手くなってたはず…。

AudioNote 600円
メモと音声を連動して記録/再生できます。音とメモがリンクしていて、メモを取ったときの音声を頭出しできるような感じです。まだ活躍してませんが、録音可の講義などには良さそうです。

Keynote 1,200円
Numbers 1,200円
Pages 1,200円
iWorkのiPad版です。プレゼンや自分の作品を見せるときなどに良いかと思って購入しました。iPad上で編集はできますが、厳密な作業は難しそうだと感じました。なんとなくふにゃふにゃしてるというか。きっちりできない感じ。とはいえ、ささっと書類を作りたい程度なら十分過ぎるくらいかもしれません。グラフの編集などはちょっと感動ものです。各アプリにチュートリアルが付いているので、基本の使い方はすぐにマスターできます。

TIME Magazine 600円
TIMEの電子版。まっとうな電子雑誌です。驚きがあるというわけではないんですが、こなれていて使いやすい。こうやって動くんだろうな、ということが予測しやすくなってます。紙のインターフェースをただ持ってきたわけではないのです。iPad上での読みやすさ、操作のしやすさを考えてあります。ギミックはあまりないので地味めです。

WIRED Magazine 600円
WIREDの電子版。動画やドラッグで回転できる画像など、楽しめる要素が多いです。使い勝手も悪くないです。InDesignからこういうものが書き出せるようになるらしいので、電子雑誌のひとつの基準になりそうです。というわけでデザイン関係の人は見ておいた方がいいと思います。

Popular Science+ 600円
Popular Science電子版。操作方法はちょっと癖があります。面白いとは思いますが、自分が電子雑誌を作る上ではあまり参考にしないかも。個人的に日本版にちょっと関わってたこともあり、内容は好きです。

GoodReader 115円
電子書籍のリーダーですが、あまり読みやすいとは感じないのでリーダーとしては使っていません。Macからファイルを送るのが楽&他のアプリで開くことができるので、ファイル受信用アプリとして使っています。

i文庫HD 700円
電子書籍リーダー。GoodReaderで受信したPDFなどを開くのに使っていますが、iBooksがPDF対応したらいらなくなるかも。

SketchBook PRO 900円
絵を描けます。勢いで購入したものの、iPad上ではあまり絵を描かないのでほとんど使っていません。描き心地は良いので、ペンとかあると良さそうです。

ウィズダム英和・和英辞典 2,800円
iPhone版から使用してましたが、ちょっとわからない単語があったときなどすぐ引けるのが良いです。高いですが、iPhoneと共通して使えるので入れておいて損はないと思います。

大辞泉 2,000円
iPhone版から使用してましたが、個人的には国語辞典ってあんまり引かないのでそれほど使ってません。これもiPhoneと共通して使えます。

OffMaps 115円
iPhone版から使用。地図を読み込んでおけるので、wifi版を外で使うときには良さそうです。iPhoneでは海外旅行の時に活躍しました。地図自体の精度はけっこう雑です。iPhoneと共通使用可。

合計:15,780円