webとDTPは融合していくのか

DTP Booster 014に参加してきました。

最終的に思ったのは、こうしてwebとDTPはゆるやかに融合していくのか、ということ。課題としては本のメタファをどこまで引きずるのかという点。ePubなんかはページという概念に固執するからいろいろ不便になってるとも思います。

それから、以前書いたエントリ(iPad / iPhoneアプリ開発・今後デザイナーがやるべきことiPad向け電子雑誌デザインの際に気をつけることまとめ)と同じ趣旨(と自分では感じた)のことを黒須さんがきれいにまとめられていたので、やっぱり間違ってなかったか、とちょっと嬉しかったりもしました。このあたりの認識は電子雑誌などに関わる人は持っておくべき共通認識だと再確認。

あとちょっと期待しているのは、Adobeのツールで簡単なアプリケーションが作れるのではないかということ。電子雑誌の組版ができるということは、そこに画像、動画、あるいはTwitterのTLを流したり、Mapを組み込んだりとパーツとしていろいろつかえるということになっていくと思うんです。正直今のiphone SDKはとっつきにくいと感じていますので、InDesignからレイアウト先行で雑誌型アプリケーションを作れるかも、というのは魅力的な話です。HTMLにDreamWeaverがあるように、恐らくこのあたりのオーサリングツールもどんどん洗練されていくのでしょう。

というか、もう少しすればInDesignが使えたら電子雑誌を一から作れることになりますね。あとは編集者的視点を身につければ最小の出版拠点ができる。ライターとカメラマン、場合によっては映像を作れる人がいれば良い。広告営業は……ここでiAdか。ただタイアップ記事などは残ると思うので広告の営業自体は必要ですね。これも編集が関係するので編集者がやってしまえば良いでしょう。

ここのところ動いている大きな「流れ」に、流されず、上手く乗っていきたいものです。


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